CROSS TALK
02

中核メンバーに期待すること
アピール力+もう一歩踏み出す姿勢

システムの新設・更改・移設などの案件ごとに編成されるプロジェクトチーム。その多くはお客様先で業務を推進しています。チームはプロジェクトリーダーのもと最少1人から数人で構成され、大規模案件では複数のチームが組まれることも。現場で仕事を行うリーダーとチーフ2人が、業務内容やリーダーにステップアップするために必要なことなどを語り合いました。

MEMBER
メンバー

個ではなくチームで仕事をする意識を

私たちの常駐先は大きなメーカーなので、ライプも複数のプロジェクトチームをつくっていて、佐藤さん、藤沼さんとも同じチームで働いた時期がありました。今は私が別のチームに移りましたが、二人は引き続き同じチームですよね。

岡野さんと一緒に働いていたのは私が新卒入社した年でした。働きやすい環境ということもあって、岡野さんが他チームに移ってからも同じチームのまま、今年で7年目を迎えています。主にクラウドを担当していますが、幸いにもそれほどシビアな事例は経験せずにここまで来られました (笑)。とは言え、メンバーとなって3年目くらいにあったシステムの更改案件では、お客様からいろんな質問をいただいたのに、うまく返答できず、知識や技術の不足を痛感したこともありました。そこからは「このままじゃいけない」と奮起して、技術的なことはどんどん先輩に聞こう、自分一人ではなくチームに頼ろう、助けてもらおうという姿勢に変わりました。

私は中途採用で入社してお二人と同じチームとなり、今は6年目です。文系出身の転職組なので、最初は何も分からない状態でしたが、岡野さんたち先輩に教えてもらいながら同じ仕事に継続して取り組んでいくうちに、少しずつ仕事もうまくできるようになってきました。段々と経験値が積み上がってきたのを実感しています。

あの時の二人がこんなに成長した姿を見られるとは、先輩としてうれしいものです(笑)。さて、現在二人が務めているチーフというポジションは後輩を教え導くことも役割ですが、その辺りはどうですか?

ちょうど今、新卒のOJTを担当していますが、優秀な人が多いので助かっています。正しい方向に成長してほしいものですが、その人の個性をつぶさないようにも配慮していて、どこまで私が手を出していいところなのか、任せて自由にやらせていいのかのバランスも意識しながら指導をしています。

後輩には私からの助言だけじゃなくて、社内の様々な人と接する機会にいろんなものを吸収してもらえればと考えています。特に今いるチームは若い世代が多くて、私が中堅メンバーです。自分が持っている知識をより広めつつ、一緒に全体を底上げできたらいいなって思っています。

リーダーはメンバーの働きやすさにも目配りしている

最近ではチーム内のインフラ構築のリーダー役を任されています。他のメンバーのスケジュール管理や、不具合が見つかった時はお客様側の窓口となり、自分の仕事だけでなくマネジメント系の業務も増えてきました。岡野さんはプロジェクトマネジメント業務で苦労されたお話やアドバイスってありますか?

自分だけで手一杯にならず、周りをしっかり見ながら管理していくことも求められる立場になったということですね。最初はそんな具合に2~3人の後輩の面倒をみながら、そしてプロジェクトの中核となれば佐藤さんが言ったように、もっと大きな視点を持って全体の底上げをしていく。それもライプの社員だけでなく、お客様企業の社員さんと一緒にやっていく中で必要な技術も伝える。するとそうした姿が認められて、例えば新たなプロジェクトの見積り段階から提案できる機会なども生まれるもの。それこそ、初めてチームリーダーを任せてもらった案件なんかがそうでした。東京と大阪の2チームに分かれて進行する大きい案件だったのですが、チームの大きさゆえに統率がとれず、問題が発生。最終的に経営層まで集まって対策を練る事態になりました。その後、ヒューマンエラーを避けるためのワークフローが設計されましたが、それでもいろんなことは起こりうるという想定の下にリカバリー策を用意しておくことが大切です。今のリーダークラスは皆、そんなところを経験してきていますから、お二人もそんな視点も持ってもらえればいいと思いますよ。

そんなこともあったんですね。岡野さんなどリーダーの方々は本当にコミュニケーション力がすごくて、自分も見習いたいと思っているから意外でした。そういえば、今振り返ってみると、私が最初にメンバーに参入した時も、特にやりにくさとか感じなかったのは、岡野さんが皆の働きやすいように環境をつくってくださったからなんだなと、今なら分かります。

リーダーのスタイル、そこに至る過程も色々あっていい

ところで、我々の業界では大まかにまとめ役の管理職と、技術屋さんの方向と二通りのキャリアの築き方があります。同じプロジェクトで働いた二人には、この先もずっと働き続けてほしいですし、どちらの方向性であれ、会社でもプロジェクトリーダーなど、個人的にはどんどん上のポジションに上がっていってほしいという思いがあるのですが、いかがですか?

技術かマネジメントのどちらに特化するかは、正直まだ自信を持って言える段階ではないです。だから両方のいいとこ取りじゃないですけど、「どちらのスキルも持っているよ」って言えるようにしたいですね。その先にリーダーというポジションがあるのだと思っています。

その真ん中を行くのがいいかなって思っています。ただ、いずれは技術方面かな、とも。リーダー層からは「もっとコミュニケーション取れよ」って思われてるでしょうから(笑)、もう少しお客様に対してアピール力を付けることを念頭に置きつつも、技術を伸ばしていきたいですね。

確かにプロジェクトリーダーになるのに、こうすればという指標はないですが、やはりリーダーを目指すには普段からお客様との会話の中での気づきや、情報収集から時には一歩踏み込んで「それはお任せください」と言えるくらいになってほしい。二人はすでにお客様からも評価の声をいただいていますので、技術面で心配することはありません。そちらは継続しつつ、あとはマネジメントに必要なコミュニケーション力、そしてもう一歩アピールするという姿勢も意識してもらえれば、ライプとしてもさらにパワーアップできるはず。今後も期待しています。

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